Q&A
1.「Winny(ウィニー)」って何?
2006年に入ってから、情報漏洩のニュースに関連して巷を賑わせているWinny(ウィニー)。
これって一体、何なんでしょうか?
Winny(ウィニー)というのは、パソコンのソフトの名称です。
このソフトは、ファイル共有ソフトと呼ばれるソフトのの一種です。
パソコンのファイルというのは、いくらインターネットの回線がつながっていたとしても、それだけではファイルのやり取りはできません。
メールで送信したり、アップローダーやホームページにアップすることなどによって、初めてファイルのやり取りができます。
ところが、Winnyを使うことによって、Winnyのユーザー間でファイルを共有し、そのファイルのやりとりができるようになります。
しかも、メールなど違って、ユーザーの匿名性を保つことができます。
当初、このWinnyは、音楽や映像などの著作権侵害に関して、問題があるとされていました。
実際、Winnyを作成した作者は、著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪で逮捕されています。
その後、Winnyを介して、各種の秘密情報が記録されたファイルが漏洩する事件が相次ぎました。
ここに至って、政府もその使用を控えるように呼びかけるほど、Winnyによる情報漏洩は大問題となりました。
ところが、このWinny自体に、情報を漏洩させる機能はありません。
わかりやすく言うと、Winnyは、あくまでファイルの共有という環境やインフラを提供しているソフトに過ぎません。
問題は、Winny通じて、他人のパソコンから勝手に情報を引き出せるウイルスが出回っていることです。
つまり、Winnyを使っていようと使っていまいと、こういうウイルスに感染してしまうと、いとも簡単に他人によって情報を引き出されてしまう、ということです。
Winnyを使っているかどうかは問題ではありません。
ウイルスに感染しているかどうかが問題なわけです。
Winnyを使用することによって、結果的にウイルスに感染し、情報が流出してしまったケースは枚挙に暇がありません。
公官庁から、民間企業にいたるまで、多くの組織から情報が漏洩してしまいました。
その対策として、Winnyの使用を禁止する対策が取られていることがあります。
ですが、それはあくまで対策のひとつでしかありません。
前述のように、Winny自体に問題があるのではなく、ウイルスに感染すること、そして、ウイルスに感染したパソコンに秘密情報のデータを取り込むことが問題があります。
ですから、ウイルスの感染を未然に防ぐこと、感染した場合でもすぐに駆除できる体制を整えること、そして、直接管理できない)パソコン(従業員個人のパソコンや業務委託先企業のパソコン)に情報が持ち出されないようにすること、こうした対策を取っておきましょう。
もちろん、外部に情報を提供する場合に、秘密保持契約を結んでおくことは言うまでもありません。
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